レゴ8860 テクニカルシリーズ カーシャーシ


その名のまんま自動車のシャーシメカニズムのみにスポットライトを当てた、まるで博物館模型のようにストイックな80年の製品。テクニックシリーズのいちばんの狙いである、歯車やユニバーサルジョイントなどを介して機能する機械的メカニズムの動きや意味を学ぶことを最も体現している(当時としては)といえよう。
まだテクニックシリーズがスタートしたばかり(78年〜)ゆえに部品の種類が今ほど豊富でない印象がある一方で、逆にかなりの馴染みの機能部品がこの頃から活用されているのを見るにつけ、「末永く使える玩具」として長続きする規格形状を編み出したレゴ社の先見の明には恐れ入るばかりだ。
モデルは、リアに水平対向4気筒エンジンを搭載している。なぜそんなエンジン形式が選ばれたのか。恐らくレゴのメインマーケットのひとつドイツの国民車VWビートルの影響は色濃いだろう。また、6気筒ではあるがポルシェもリアエンジン水平対向である。
モデルを転がすと、エンジンにも回転が伝わってピストンが動く。車体中央にはギアボックスがあり、レバーでニュートラルと1速の切換えができる。またモータライズの際には、ギア比を入れ換えて対応出来るようになっている。妙なこだわりポイントはシートで、リクライニング(フルフラットまで倒せる(^^;))とシートスライドができるようになっている。
なお写真のものは、オリジナル状態に若干の装飾的ディテールを付け加えた8860'(dash)。ナンバープレート付加、リアバンパー&エキパイ付加、それとラジエター形状変更がオリジナルと異なる。

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